いのちのせんたく すべてに感謝

苦しみの中から生まれるもの

発明はすべて、
苦しまぎれの知恵だ。
アイデアは
苦しんでいる人のみに
与えられている特典である。

本田宗一郎
(本田技研創業者)

生みの苦しみは避けて通れない

自分の型をつくりたいと思っていたり、既存より進んだものを創造したいと願うとき、失敗の積み重ねであったり、生みの苦しみは避けては通れないものです。

とはいえ、よき方向性をもち成功に近づく必要はあります。

それには得意分野に意識を向けておくことが欠かせないでしょう。

わたしたちの多くは、得意分野を褒められる機会に恵まれずに過ごしてきました。

人生が思いどおりにいかないとき、私たちは自分の能力に自信を失い、
「お先真っ暗だ」と悲観します。

しかし快適で不満もなく順調な状態からは、良いアイデアは浮かんできません。

新しい発明や発想は、今を変えたいと悩み、なんとか良くしたいともがき苦しんでいるからこそ生まれるものです。

自分の得意分野に意識を向ける

「自分はなんて運が悪いんだ」と嘆いて敗北感に打ちのめされるよりも、自分の得意分野に意識を向けるほうがはるかに建設的です。

実際、あなたには多くの得意分野があるはずです。

椅子に座って紙と筆記用具を用意し、自分の得意分野をリストアップしてみましょう。

車の運転や料理、楽器の演奏など、自分がうまくできることから書き始めるといいです。

どんなに些細なことでもいいから、自分が人からほめられたことを思い出してみましょう。

少なくとも一枚の紙が埋まるくらいまで書き続けるといいです。

書き終えたら、リストアップした項目をじっくり眺めてみましょう。

そうすれば、自分が持っているものを軽視し、持っていないものに意識を向けすぎてきたことに気づくはずです。

すでに持っているものをしっかり見つめる

自分がすでに持っているもの、しっかり見つめてみてどうでしょう。

持っているものを見ることが、心にフィットして、大事なことだと気づくことはできたでしょうか?

ぜひ、感覚をつかんでいってほしいです。

自分ができないことばかり考えて悲観的になってはいけません。

得意分野に意識を向けて、自信を取り戻しましょう。

自分を褒め、自信を持ち続ける術をもっているのは、大きな武器です。

苦しい状況にあっても諦めずに必死になって考えれば、新しい可能性が生まれてきます。

楽ばかりを求めず、困難なことにもチャレンジしていくことができます。

あなたが困難に陥ったとき、何か新しいことが生まれた経験はありませんか?

生みの苦しみを知るあなたは素敵です。

チャレンジしているとき、
困難に感じるとき
新しいことは生まれます。

生みの苦しみを知るあなたは素敵です。