なぜスープストックの社員は、一番人気のスープを「手作り」させられるのか? 【23週号】
すまらぼです。
「AIエージェントを構築して、作業は自動化しましょう!」
と普段から言っているわたしですが、
今日はあえて、真逆の提案をさせてください。
「えっ、効率化のためにAIを入れてるのに、どういうこと?」
「面倒な作業を手放すためのシステム化じゃないの?」
って思いますよね。笑
でも、これには明確な理由があるんです。
実は先日、ふとこんな話を思い出しました。
スープ専門店の「スープストック・トーキョー」
あそこの人気ナンバーワンメニューに、
「オマール海老のビスク」というのがあります。
あの複雑で濃厚な味。
当然、全国のお店に安定して出すために、
裏側では工場で効率的に作られています。
でも、スープストックのスタッフは、
みんな一度は「完全に手作り」で、
イチからこのビスクを作る研修を受けるらしいんです。
なぜ、わざわざそんな面倒なことをすると思いますか?
それは、
「本質となる面倒な工程」を一度も体感していないと、
道具や機械を使ったときに「何がどう便利になったのか」も、
「どこで手抜きが発生して味がブレているのか」も、
全くわからなくなってしまうからです。
人間って、
手間がかかることを、驚くほどあっという間にやらなくなります。
便利さに流されて、効率化へと向かうのは、
いつの時代も同じです。
昔ながらの製法で作るお酒や、お味噌、織物。
これらもみんな「面倒だからやらなくなった」からこそ、
あえて手間暇かけて残すことに、圧倒的な価値が生まれていますよね。
これ、今の時代の「情報発信」や「コンテンツ制作」でも、
全く同じことが起きています。
かつては、
「全文を自分の言葉で泥臭く書く」なんて、
当たり前すぎる行動でした。
でも、AIが登場した今、
これまで自分で書いてきた人間ですら、
「全文自分で書く」ことが、もう当たり前ではなくなりました。
「AIがやってくれるから、自分で書くのはおっくうだ」
「指示だけ出して、あとは任せよう」
そうやって、
根本の面倒な工程を、最初から完全に手放してしまう人が爆発的に増えています。
もちろん、
繰り返すだけの作業や、単純なリサーチは、
どんどんAIに任せていいんです。
でも、
一番のコアとなる「自分の言葉で書く」という工程の泥臭さを、
一度も体感せずに道具に丸投げしてしまうとどうなるか。
スープの味がブレているのに気づけない新人スタッフと同じように、
AIが書いた「どこか嘘くさい文章」や「温度感のない言葉」の違和感に、
あなた自身が気づけなくなってしまうんです。
だからこそ、
一つぐらい残しておいてもいい。
自分にとって、何か一つぐらい、
「みんなもう面倒でやらなくなったけど、これは昔ながらのやり方で泥臭く続けてるんだよ」
と胸を張って言える、手作りの工程を。
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すべての工程を、
一度は「完全に手作業」でやってみること
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自分で手を動かして、ウンウン悩んで、
その「面倒くささ」の解像度を極限まで高めておくこと。
それこそが、
後からAIという強力な道具を使うときの、最大の武器になります。
騙されたと思って、
今週末、あなたが一番「AIに任せてラクしたい」と思っているその作業を、
あえて「全文手書き」「全手動」でやってみてください。
「なるほど、AIが手抜きしてるのはここか」
「本来はこういう感情が乗るべきなんだな」
って、必ず新しい気づきがあるはずですから。
それでは、明日からの仕事も、
良いペースで、いきましょう。
ぜひ、こちらのnoteとワークを通じて、「発信者側に立つ」感覚を体感してみてください。
▼ 今日のnote
『プラダを着た悪魔2』のドリンクを横目に、私たちがスタバにハメられ続ける理由。
https://note.com/enegurumi8/n/n384d418f69ca
▼ ワークシート
https://369career.notion.site/36adc84e8b18801496c5d9867a6802ae
書くことで「意識ゾーン」を抜け出す第一歩を、ここから一緒に踏み出しましょう。
読んでレベルアップしてください。

活きるピースは揃っている
変わりたいのに変われない、理想はあるのに動けない
それは意志が弱いからではありません。無意識のうちに、複雑な整理を避けてしまっているだけです。
毎日が手一杯で、面倒を増やしたくない。そのせいで止まっているのです。
けれど、整理に向き合う勇気さえあれば流れは変わります。
まずは気軽に話すことから、停滞気味のキャリアは再び前に進みます。

