休みすぎると壊れてしまう
1年2年と長い期間放置した電化製品を「いざ使おうとしたら使えなかった」というのは、多くの方が経験することでしょう。
そして精密な機械であるほど、この期間は短くなります。
数日動かさないだけで、正常動作しないことが起こりえます。
機械も動かし続けないと壊れやすくなってしまうように、人間も休み過ぎると回復どころか壊れてしまうことがあります。
働くというのは体に疲れは感じますが、人の役に立っている充足感があります。
しかし休み過ぎてその機会が長い間失われると、心の充足感が満たされません。
心を満たすには、人のために働くという機会が必要なのです。
人のために働き、充実感を得つづけるためには
そして「人のために働き、充実感を得る」を続ける助けとなるのは、多忙というものに知と心と身すべてで納得していることです。
知:
希望の多いわたし。
多忙な人間は多望な人間です。
多忙は幸福なこと。多忙な人間は多望な人間、つまり希望の多い人間ということです。
そして忙しければ、そこには何らかのチャンスがあると考えてみましょう。
忙しいことに不平や不満を言うのではなく、そこから何かを学び見つける気持ちを持てば、不満に思っていることもチャンスに変わってきます。
心身:
深呼吸で満ち足りた気分になる。
心には、静けさを求める意識と求めない意識の二種類があります。
多忙だからこそ、即座にリラックスできる術をもっておきましょう。
たとえば「深呼吸」よる呼吸と心身の連動と効果を体感して、続けることです。
そうすることで、いつでも満ち足りた気分を手に入れることができます。
心の静けさを求める意識
心の静けさを求める意識を重視して、こんなエクササイズに挑戦してみましょう。
まず、静かな場所を選んで、ゆっくりと息を吸う。
そしてそのたびに「私は安らぎを吸い込んでいる」と自分に言い聞かせ、心の安らぎを感じる。
次に、息を吐くたびに「私は満足している」と自分に言い聞かせ、心が満たされているのを感じる。
思考と呼吸を連係させ、ゆっくりと呼吸することで、思考のペースを落とすことができる。
その目的は多くの酸素を吸い込むことではなく、安らぎと満足を得ることです。
心は、定期的なケアをしなければ収拾がつかなくなるおそれがあり、考えだすとなかなか止まらなくなります。
心には、静けさを求める意識と求めない意識の二種類があります。
静けさを求める意識を重視し、エクササイズに取り組んでみてくださいね。
意識的な呼吸で、安らぎを吸い込む
さて、エクササイズに取り組んでみてどうでしたか。
「安らぎを吸い込む」なんて、面白いですよね。
しかし自分で安らぎのイメージをつけ加えるだけで、いつも無意識にしている呼吸を、別の呼吸に変えることができるのです。
しかも道具もいりません。
意味をつけ加えた「意識した呼吸」にするだけですから、いつでもできます。
・外出先で列に並んでいるとき
・電車やバス、エレベーターなどを待っているとき
・渋滞に巻き込まれたときなど
じっと待たざるをえない状況のとき、このエクササイズをするといいです。
安らぎに満ちた人生を送りたいなら、毎日5分から20分程度、このエクササイズをする必要があります。
毎日、このエクササイズをして何が得られるか?
呼吸が深くなるにつれて、心拍がゆったりとし、血庄が下がり、集中カが高まり、リラックスできるようになります。
不安や抑うつなどの不快な感情はしだいになくなり、はるかに快適な人生を送れるようになります。
思考と深呼吸を結びつけることで、
自分の生活に
安らぎと満足をもたらそう。
そして
「人のために働き、充実感を得る」
を続けよう。