いのちのせんたく すべてに感謝

強みを大事に

あらゆる者が、
強みによって報酬を手にする。
弱みによってではない。
最初に問うべきは、
我々の強みは何かである。

ピーター・ドラッカー(経営学者)

あなたがもっと磨いていきたいもの

あなたがもっと磨いていきたいと思う、特技や内面は何でしょうか。

すっと出てこないときには、定期的に振り返ったり、知りたいと常日頃から願っておくとよいでしょう。

願うだけなのかと思われるかもしれませんが、常に気に留めておけば、周りの人が与えてくれるサインをキャッチできるようになるでしょう。

キャッチしたサインから、付加価値を与えられる特技や内面を探っていきます。
付加価値を与えられる特技や内面を探り、把握しておくことはとても重要です。

たとえば報酬は、付加価値に対して払われるものです。
他の会社にはない自社独自の強みがどれだけ価値があるかによって、評価をされるのです。

付加価値は、予想外と感じるものが多い

注意してほしいのは、付加価値とは概して、あなたが「えっ」と思うものが多いこと。

自分にとっては当たり前すぎて気づき辛く、ときに、実際は付加価値ではないものを自分の思い込みで磨いてしまいます。
必ず一発でとはいきませんが、なるべく高精度の予測で磨いていきたいものです。

報酬の付加価値の磨き方は、あなた自身にも置き換えられます。

他の人にはない自分の特技や性格を大事にしていますか?

自分自身をさらに磨いて、自分の価値を高めていきましょう。

ほめ言葉をキャッチできる習慣

そこで、周りの人が与えてくれるサインをキャッチするのに有用な習慣をお伝えします。

それは、いつでもほめ言葉をキャッチできる習慣です。
体質ともいえるでしょう。

あなたは人にほめられたとき、どんな気持ちになりますか?

多くの人は、相手の言葉に異議を唱え、顔を赤らめ、戸惑いを感じます。
なぜなら私たちは子どものころ、「自慢すると嫌われるから謙虚に振る舞いなさい」と教えられたからです。

つまり、ほめられると、「たいしたことはありません」「誰でもできます」「そんなにうまくはありません」などと言う癖がついてしまっているのです。

しかしよく考えてください。それは謙虚さの表れではなく、低い自尊心の表れなのです。

あなたは、ほめてくれた人に対して、失礼なことをしているのです。

なぜなら、ほめ言葉を否定するということは、「あなたの言っていることは間違ってます」と言っているようなものですから。

ほめてくれた人は、きっとあなたが大切にしたい人のはずです。

意図せず、相手を残念な気持ちにしないようにしましょう。

ほめ言葉には「ありがとう」と言えばいい

ほめ言葉を拒絶するとき、あなたは結果的に相手を拒絶していることにもなります。

では、真心のこもったほめ言葉を言われたらどうすべきでしょうか?

何かがうまくできて、自分が称賛に値すると思うなら、素直な気持ちでそれを受け入れ、笑顔で「ありがとう」と言えばいいのです。

ほめ言葉は、あなたへの贈り物であり、あなたが自分を磨くために投資したことに対する賛辞なのです。

ほめ言葉を拒絶することは、自尊心を損なうことになります。
うまくできたと思っているのに、それを否定することは、正直さに欠ける行為でしかありません。

それに対し、ほめ言葉を受け入れると気分がよくなり、自尊心が高まり、自信につながります。

人は誰しも、ほめられたいと思っています。

つまり、ほめられたときは拒絶する必要はなく、素直に言葉と態度で喜びを表現すればいいのです。

ほめ言葉を受け入れて、きちんとお礼を言うようにしましょう。

自信につながり、自尊心も高められます。

ほめ言葉に磨くヒントは散りばめられているはずです。