自分の個性を社会で活かしてみらん?

問題の本質は何

問題を手際よく表現すれば、
問題は半ば解決されている。

チャールズ・ケタリング(発明家)

問題の本質を知る

わたしたちが問題解決に時間がかかるのは、その問題の本質がわかっていないからです。

たとえば価値のある仕事がしたい、と思っていたとします。

そこで、あれこれ表面的に仕事の効率化等のスキルを磨いたとしましょう。

しかし、もし心の中では「ストレスが大きな困難な仕事はしたくないな」と思っていたとしたら、根本的に実現に反する選択をしており解決するはずがありません。

残念ながら、こういうことはよく起こります。

この場合の問題の本質は、スキル以上に心の在り方で覚悟や決断力が必要です。

ストレスがかかっている状況、不安や困ったという感情ばかりが先走ると、問題の根本的なところが見えなくなります。

問題が起こったときこそ、冷静に整理することが重要です。

感情をおいて事実の整理をする

まずは、あなたが抱えている問題に対して、感情を抜きにして事実の整理をしてみませんか?

紙に書き出してみると、すっきりします。

紙に書き出すときに、感情が出てきたら一緒に書き出します。
問題に対して、感情と事実を区別して書き出し整理していきましょう。

紙に書き出してみて、事実の整理の結果はどうでしたか。

人によっては、感情を重視していたことに気がついた方もいることでしょう。

その感情の中に、自分を責めたものはありませんでしたか。

わたしたちは自分の犯したミスに対し深刻に受け止めたり、誰しも、あとになって「しなければよかった」と悔やむようなことをしてしまうものです。

わたしたちは自分を責める癖を持っています。

防ぎようのなかったことや自分には何ら責任のない問題に対してまでも自分を責める人は、ものすごく多いです。

だが、それは適切な対応でしょうか?
もっといい対応の仕方があるのではないでしょうか?

心がけたいことは「自分に優しく」「自分のミスはすべて許す」という2点です。

自分には優しくする

自分に優しくすることは、とても大切です。

あなたが理解すべきは、自分の行動が遺伝・教育・条件づけの組み合わせによって決定されているということです。

あなたのしたことがうまくいかなくても、がっかりする必要はありません。

あなたがその行動を選んだ時点では、それが最善の決定のように思えたのです。

結果的にそうではなかったかもしれないが、そのときはそのように思えたのです

だから自分を許そう。

たとえ結果がよくなくても、その時点では最善の決定をしたのです。

自分のミスは全て許す

私たちがミスを犯すのは事実です。

しかし、それがどうしたというのでしょう?
人はだれしもミスを犯すものです。

だからこそ、自分のミスは全て許して進むことは大切です。

なぜそんなに自分を責める必要があるのだ、と思えたら最高。

非の打ちようのないほど完璧に何事も成し遂げる人など、この世の中に一人もいません。

また、判断の根拠となる知識をすべて持ち合わせることも不可能です。
だから、ミスを犯すことはやむをえないのです。

「理解することは許すこと」これは名言です。

自分がなぜミスを犯したかが本当に理解できれば、もう自分を責める必要はありません。
あなたはその時点での知識に基づいて、できるかぎり最善の決断をしてきたはずです。

それが理解できれば十分なのです。
わざと犯したわけではないのですから、自分のミスはすべて許す。
それが賢明な生き方です。

まずは、感情への対処スキルをアップ。

何が起きていて、何が問題なのかをすっきりと表すことができれば、問題解決への道が自然と見えてくるでしょう。